メンタルヘルス対策における「ポピュレーションアプローチ」
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こんにちは。サービス管理責任者の田中です。
先日、産業保健に関する研修会に参加してきました。精神科ドクター、保健師、カウンセラー、大学教授、産業医の先生、一緒に参加していた企業関係者の皆様等、多くの方から大変貴重なお話を伺う事ができました。
本日は、研修会の中で触れられていた「ハイリスクアプローチ」と「ポピュレーションアプローチ」についてのお話を紹介させて頂きます。
ハイリスクアプローチとは、疾患を発生しやすいリスクを特定し高いリスクを持った人を対象に絞り込んで対処する取り組み、ポピュレーションアプローチとは、リスクの改善に向け集団全体に働きかける取り組みを意味しており、頻度の低い現象にはハイリスクアプローチ、頻度の高い現象にはポピュレーションアプローチが適しています。
出典:https://www.mhlw.go.jp/
近年、増加するメンタルヘルス不調者を背景に、メンタルヘルス対策においてもポピュレーションアプローチの必要性が指摘されるようになりました。
メンタルヘルス対策におけるポピュレーションアプローチは職場環境対策と個人要因対応に分けられます。例えば、前者ではストレスチェックに基づいた集団分析結果を活用した職場環境改善が挙げられ、後者には、ストレスチェックをきっかけに、全従業員に向けて、ストレスへの気づきと対処法について教育する機会を提供すること等が挙げられます。
アイトライリワーク大宮では、復職後の再発防止を目的として、
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- ストレスチェック
- ストレスチェック結果のフィードバック
- 専門職による面談/カウンセリング
- 学習の場の提供
※認知行動療法、行動活性化法、ストレスコーピング、自己分析、アサーション、セロトニンの効果等のプログラムを毎月開催 - 取組結果のフィードバック
を提供し、個人要因対応のサポートを行っています。
問題が起きた時に抱え込んでしまうタイプだと思う…
いつも限界までストレスをため込んでしまい、逃がすことができない…
困ったときに相談することが苦手だ…
等、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」から抜粋
◆不安や悩みなどを相談できる場を設けることも重要である。この場合、事業場内の相談体制や事業場外の相談機関、地域の相談制度等で利用できるものについて、情報提供することも考えられる。
◆職場復帰支援における専門的な助言や指導を必要とする場合には、それぞれの役割に応じた事業場外資源を活用することが望ましい。
アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワーク事業所です
ご利用者様の社会復帰・職場復帰に向け、精神及び社会生活に対する訓練を行う他、体調不良を繰り返さないための支援を提供します。見学・体験、お気軽にお問合せ下さい 。