初めに

厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、精神疾患を抱えるかたは平成29年には推定患者数で419万人を超える水準となっています。本調査は、医療機関を受診している患者様の統計データのため、病院を受診されていない方も含めると、実際にはこれより多くの患者様がいることが推測されます。
このような中、厚生労働省では、企業向けに「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」等を周知し、メンタルヘルス不調により休業した方に対する職場復帰を促進してきました。その一方で、企業を取り巻く環境は厳しさを増し、働く人の多くがストレスを強く感じる時代となっています。心の健康問題によって休職する方への対応が多くの企業様にとって課題となる中、民間の職場復帰支援サービスの利用や不安や悩みを相談できる職場外の相談機関の利用の必要性が指摘されています。
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