復職に向けて考えていること~文章力UP講座から~
- ビジネススキルアッププログラム


先日アイトライリワーク大宮では「文章力UP講座」を開催しました。本プログラムはブログ記事の作成を通して表現力・言語力を高めていくことや自分の考えを言葉で届ける経験を通し自己効力感を育み、心理的支えにしていくこと等を目的としています。
本日は、参加したメンバーTさんが作成して下さった「復職に向けて考えていること」という記事をご紹介させて頂きます。
復職に向けて考えていること
こんにちは。アイトライリワーク大宮に通所しているTと申します。現在私は休職中で復職に向けて準備中です。
当初通所もままならかった私が現実的な目標として復職が見えてくるにつれて、嬉しさがある一方で、「本当に働けるのだろうか」「また体調を崩したらどうしよう」「以前のように仕事ができるだろうか」という不安も感じるようになりました。
まだ実際に復職したわけではありません。
だからこそ今は、復職した後に無理をしすぎないために、どのような心構えが必要なのかを考えるようにしています。
この記事では、現在休職中の私が、リワークでの経験やこれまでの振り返りを通して感じている「復職に向けて考えていること」について書いてみたいと思います。
復職が近づくほど、不安も具体的になってきた
休職したばかりの頃は、復職について具体的に考える余裕はあまりありませんでした。まずは生活リズムを戻すこと、通所することで精いっぱいでした。
しかし、少しずつ状態が安定し、リワークへの通所も続けられるようになってくると、今度は復職後のことを考えるようになりました。すると、それまで漠然としていた不安が、より具体的になってきました。
「朝から毎日出勤できるだろうか」「長時間集中できるだろうか」「職場の人とうまくやれるだろうか」復職が見えてきたからこそ、不安も増えたように感じます。ただ最近は、不安があること自体を悪いことだとは考えなくなりました。むしろ、不安があるからこそ、事前に準備できることもあるのではないかと思っています。
「以前と同じように働くこと」を目標にしすぎない
私は復職について考える時、つい休職前の自分を基準にしがちです。
「前はこれくらい働けていた」「以前ならもっと集中できた」
そう考えると、今の自分との差が気になってしまいます。しかし、今は休職中です。
これから復職を目指す段階で、最初から休職前と同じ状態を求めるのは、自分にかなり厳しい目標なのではないかと思うようになりました。リハビリ勤務という名前の通り、復職直後は仕事に少しずつ慣れていく期間です。最初から100%の力を出すのではなく、「決められた時間に出勤できる」「その日の勤務を大きく崩れずに終えられる」「疲れたことに気づける」といったことを積み重ねていくことが大切なのだと思っています。
復職直後の自分に必要なのは、「以前と同じように働くこと」よりも、「安定して働き続けるための土台を作ること」なのかもしれません。

リワークに通って、通勤するだけでも疲れることに気づいた
アイトライリワーク大宮に通い始めて感じたことの一つに、外へ出て活動すること自体に意外と体力を使う、ということがあります。
朝起きて、身支度をして家を出て電車やバスに乗り、人がいる場所へ行き、プログラムに参加する。休職前なら意識せず出来ていたことですが、いざ改めてやってみると、それだけでも疲れることがありました。
この経験から、復職後の負担は仕事だけではないのだと気づきました。通勤、人との会話、周囲の音、時間を意識して行動することなど、仕事以外にも多くのエネルギーを使います。
だからこそ、復職後に「仕事はできたから大丈夫」と判断するだけでは不十分なのではないかと思っています。帰宅後にどれくらい疲れているのか。翌朝も起きられるのか。週の後半まで安定して働けるのか。そうした部分まで見ながら、少しずつ負荷を調整していくことが必要だと感じています。
「頑張れる量」ではなく「続けられる量」を意識したい
私は調子が良いと、つい「もう少しできる」と考えてしまうことがあります。リワークでも、体調が良い日は普段より頑張れそうに感じます。ただ、その日に頑張れたとしても、翌日に疲れが残ってしまえば、それを毎日続けることは難しくなります。復職後に必要なのは、一日だけ全力で働く力ではありません。
一週間、一か月、その先も継続できる力です。
そのため、リハビリ勤務が始まったら、「今日はどこまで頑張れるか」ではなく、「この働き方を明日も続けられるか」という視点を持ちたいと思っています。少し余裕を残して仕事を終えることに、最初は物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、長く働くことを考えれば、余力を残すことも大切な自己管理だと思います。
できないことより、できたこと
休職中は、どうしても「以前できていたのに、今はできないこと」に目が向きやすいと感じています。例えば人と話すのが億劫に感じる、通所するだけ疲れを感じる等。
今でも「本当に復職できるのだろうか」と不安になることがあります。
一方で、リワークに通う中で、少しずつできることも増えてきました。例えば決められた時間に起きられる日が増えた。疲れた時には無理せず休憩を取れるようになった。困ったことを人に相談できることが増えた。休職前の自分と比べると、足りない部分ばかり見えてしまいます。だから今は、「休職直後の自分」と比較することも大切にしています。
少しでも前に進んでいることが確認できれば、それが復職に向けた自信につながるのではないかと思っています。
復職後は、早めに相談することを意識したい
今休職前の自分を振り返ると、何か困ったことがあっても、一人で何とかしようとしてしまう場面がありました。これは私の思考の癖によるものなのかもしれません。
「この業務は一人でやらないと」「忙しそうだから相談しない方がいい」「自分で解決できないといけない」そんな考え方が強かったかもしれません。
しかし、今はそれが結果的に自分の負担を大きくしてしまうこともあると感じています。復職後は、限界になるまで我慢するのではなく、「最近少し疲れが強い」「この作業に思ったより時間がかかっている」「少し仕事量を確認したい」など、小さな段階で相談することを意識したいと思っています。
早めに相談することは、仕事を投げ出すことではありません。長く安定して働くために必要な行動の一つだと思っています。
調子が悪い日があっても、すぐに復職失敗とは考えない
これから復職した時に、自分が特に気をつけたいと思っていることがあります。それは、体調が悪い日が一日あっただけで、「やっぱり復職は早かった」「また失敗してしまう」と判断しないことです。
今のリワーク生活でも、体調には波があります。心身ともに体調が安定している日もあれば不調の日もあります。
そのため、復職後も一日単位だけではなく、一週間や二週間程度の流れで自分の状態を見ていきたいと思っています。例えば、「以前より疲れから回復するのが早くなった」「休まず出勤できる日が増えた」といった変化も含めて、自分の状態を見ることが大切だと思います。
リワークで学んでいるのは、働くことだけではない
リワークに通う前は、「復職するために体力や集中力を戻す場所」というイメージを持っていました。しかし実際には、自分自身について考える時間も多くあります。
どんな時に疲れやすいのか、どういう状況でストレスを感じるのか、体調が悪くなる前に、どんなサインが出るのか。
こうしたことを振り返っていくうちに、自分の特徴を少しずつ理解できるようになってきました。これまで私は、自分のことは自分が一番よく分かっているつもりでした。でも実際には、自分が無理をしていることに気づいていなかったり、疲れていてもそのまま頑張ってしまったりすることがありました。

「二度と体調を崩さない」より「早めに気づく」
復職を考えると、「もう二度と休職したくない」という気持ちはどうしてもあります。そのため、「絶対に体調を崩さないようにしなければ」と考えてしまうこともあります。
ただ、ストレスや疲れを完全になくすことは難しいと思います。
仕事に戻れば、忙しい日もあるでしょうし、人間関係で悩むこともあると思います。だから私は、「二度と体調を崩さない」ことだけを目標にするのではなく、「体調が悪くなり始めた時に早めに気づく」ことを大切にしたいと思っています。
睡眠が乱れる、疲れが取れなくなる、仕事のことをずっと考えてしまう、人と話すことを避けるようになる。こうした自分なりの変化に気づいたら、早めに休んだり、人に相談したりする。これができれば、大きく体調を崩す前に立て直せる可能性も高くなるのではないかと考えています。
まとめ|復職は、以前の自分に戻ることだけではない
私はまだ休職中で、これから復職を目指しています。
以前は「休職前と同じように働かなければ」と考えていましたが、今は、自分に合った働き方を見つけながら、安定して続けることが大切だと思っています。
無理に以前の自分へ戻ろうとせず、疲れたら休む、困ったら相談する、できたことにも目を向ける。これからのリハビリ勤務では、そうしたことを意識しながら、焦らず少しずつ仕事に慣れていきたいです。

アイトライリワーク大宮では、復職や再就職に向けた様々なプログラムを毎月開催しています。復職・再就職に向けてリワークの利用を検討されておりましたら、ぜひ一度お問合せください。
アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワークセンター(復職支援施設)です
アイトライリワーク大宮の通所サポート制度

※詳細はお問い合わせください
うつ病や適応障害、持続性抑うつ障害(気分変調症)、双極症(双極性障害)、統合失調症の方。また、うつ状態を併発しやすい不安症(不安障害)の方や強迫性障害の方、二次障害としてうつや適応障害を発症した発達障害の方々にも多くご利用いただいています。ご利用者様の復職・再就職に向け、認知行動療法(CBT)や対人関係療法(IPT)、音楽療法等の再発予防プログラムを提供する他、復職後を見据えたビジネススキル向上のためのプログラムを提供します。また、復職後や再就職後もご利用者様の希望に応じて最大3年半の定着支援によるサポートが受けられます。お気軽にお問合せください。
精神科・心療内科の100名の医師のうちの90%がアイトライの福祉サービスを「勧めたい」と評価しています

【AskDoctors医師の推奨意向確認済みマーク】は、医師の日々の診療・治療の経験を一般生活者の暮らしに活かす事を目的に設立されたAskDoctors総研が運営・提供する認定マークです。アイトライの提供する福祉サービスについて、精神科・心療内科の医師100名に聞きました。その結果、90%の医師から「勧めたい」との回答をいただきました。

〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目11 プロスパーワンビル 4階
TEL:048-778-8561 (9:00~17:30) 日曜定休






