【卒業生インタビュー】1年半の休職から復帰へ:Kさんの復職体験談
- ご利用者・卒業者の声

こんにちは。アイトライリワーク大宮の田中です。本日は、卒業生Kさんの復職体験談をご紹介いたします。アイトライリワーク大宮への通所開始から現在の働き方に至るまで、心の変化や通所ペースのステップアップなど、Kさんが実際に歩まれたプロセスをお届けします。
心理的な変化について
Q1. アイトライに通い始めた当初「通所するのが気が進まないな…」という気持ちはありましたか?その時のお気持ちを教えてください。
やはり最初は「怖い」「不安」という気持ちが強かったです。約1年半仕事をお休みしていたこともあり「どういうところなのか、どんな風にためになるのか」がわからず、「通ったとして自分はこれからどうしていきたいのか」未来が全然見えないという状態でした。手探りの状態でスタートしました。
Q2-1. 通所を続ける中で、どのタイミング、あるいはどんなきっかけで「少しずつ気持ちが安定してきたな」と感じるようになりましたか?
最初のきっかけは、話を聞いてくれるスタッフさんや、同じ境遇の仲間とお話しできるようになったことです。 そこからさらに「自分から挨拶や雑談などのアクションを起こしてみよう」と思えるようになったことが大きな転機でした。グループワークよりも挨拶や雑談のほうがハードルが低いと感じたので、「1日のうち、1人には必ず自分から声をかける」と目標を決めて挑戦しました。認知行動療法プログラムで学んだ行動活性化法の考え方を実践したのです。行動を変えたことで相手のことも知り、自分のことも話せるようになり、信頼関係や共有できる思いが生まれて気持ちも安定していきました。
Q2-2.できるだけ毎日通所しておくことのメリットを教えてください。
毎日通所することの一番のメリットは「生活リズムを安定させられること」です。アイトライリワーク大宮に通う中で、寝る時間や食べる時間を合わせるという生活のベース作りがとても大切だと再確認でき、それを日々実践できました。また、苦手意識のあるコミュニケーションも、毎日通うことで「自分から行動して変えていく」練習の場になりました。

進路について(転職 or 復職)
Q3. 体調が戻ってくるにつれて、「元の職場に復職するか」、それとも「心機一転、別の職場に転職するか」で迷うことはありましたか?
相当迷いました。元の職場に戻るべきか、新しい道を探すべきか、最後の最後まで迷いました。
Q4. その迷いの中で、最終的に「復職しよう!」と決断できた決定打(理由)は何だったのでしょうか?
最終的に会社側と話し合いをした際、会社側が今後のことを考えて対応してくださったことが決め手です。「頭で考えてばかりいても始まらない、やってみないと分からない」と気持ちを切り替えて復職を決意しました。「なったらなった、ダメもとで一度やってみよう」と思いました。
復職に向けた準備:アイトライリワーク大宮での取り組み
Q5. 復職を決めてから、実際に職場に戻るまでの間に、アイトライリワーク大宮のプログラムや面談で「特にこれが役に立った」と思うものはありますか?
アイトライリワーク大宮で学んだこと全てが役に立っています。役に立たないことは無かったです。その中でも特に「認知行動療法の考え方」と「生活習慣の改善」については復職後も特に気を付けています。SSTや行動活性化法で学んだ 「自分の行動を変えれば後から気持ちも変わる」「相手の気持ちはコントロールできないから自分の行動に集中する」という捉え方や、食事の時に咀嚼をしっかり行う等の生活習慣については、復職後もずっと意識しています。
Q6. 復職直前、会社側とはどのような調整を行いましたか?
職場で面談を重ねる中で、「できないことを曖昧に『できます、頑張ります』と言わない」ことを徹底しました。アイトライリワーク大宮での学びを生かし、自分の状態やできる範囲・できない範囲を正直にお伝えしたところ、会社側も理解してくれました。無理な約束をせず、等身大の自分を伝える調整ができたことが良かったです。
復職から現在まで
Q7. 実際に復職した初日や最初の1週間の、職場の雰囲気やご自身の体調はいかがでしたか?
初日や最初の1週間は、やはりとても不安でした。特に食堂で他の人と一緒に食事をとるのか、別の場所で食べるのか悩みました。最終的には「みんなの前で一緒に食べないと後で上手くいかない」と思い、食堂で食べることを選択しました。部署のメンバーがご配慮してくれたことや「人は思った以上に自分をみていない」とアイトライリワーク大宮で学んだ「気持ちの切り替え」が実践できたことが良かったと思います。
Q8. 復職してから現在に至るまで、仕事内容や量の変化(例:最初は軽作業から、徐々に本来の業務へ)はどのようにステップアップしていきましたか?
復職の時に、以前の業務とは全く異なる部署(清掃を担う部署)に配属されました。勤務時間も最初は週3日×半日(時間給)から始まり、半年ほどかけて段階的に時間を延ばし、週5日×フルタイム勤務となりました。自分にとっては、以前と同じ正社員としての働き方を目指すことはまだ負荷が高く、会社との話し合いの据え、清掃業務で待遇は準正社員、という働き方を認めて頂く事ができました。
以前は限界を超えて無理をしてしまい休職につながった経験があるため、自分の状態を正しく捉えて無理をしない働き方を実践しています。
これからの一歩を踏み出す方へのメッセージ
Q10. 今振り返ってみて、ご自身にとって「アイトライリワーク大宮に通った期間」はどんな意味を持つ時間でしたか?
1年半仕事を休んでいたため人と会話することが減り、また前々から「人の目が怖い」と感じていた自分にとって、その恐怖心を和らげ、再び人と関わるための“ライフライン”のような時間でした。アイトライリワーク大宮に通所して人と話す機会が増えたこと、雑談の中で知った人の優しさ等で恐怖感が緩和していきました。また、アイトライリワーク大宮の授業(プログラム)で学んだ内容もその後の自分にとって武器になりました。
Q11. 最後に、かつての自分と同じように「最初は通うのが気が進まない」「復職するか転職するか迷っている」という後輩のメンバーさんに向けて、アドバイスやエールをお願いします
通うのが不安で気が進まない方は、まずはプログラムを完璧にやろうとせず、面談でスタッフさんに気持ちを話すだけでも十分だと思います。一歩ずつで大丈夫です。 また、復職か転職かで迷っている方は、“なったらなった、ダメもと”で、一度会社に自分の本音やできることを正直に話してみてください。もし、その上で会社が理解してくれないのであれば、その時に次を考えれば良いと思います。言わずに後悔するより、しっかり伝えた上で判断するのが一番です。
職場復帰後に関しては、自分の場合は思っていたより体力が低下して仕事感が鈍っており、正直、復帰後の1年間はとてもつらかったです。有給休暇も無いので、休むと欠勤となり評価、給料が下がってしまいます。ですので、土日や平日の帰宅後は無理せず、良く寝て、体力の回復に努めました。アイトライリワーク大宮に通所しているうちから、できる範囲で体力をつけておいていただけると良いと思います。
アイトライリワーク大宮での学びを活かし、無理をしすぎない働き方を見つけていってください。

アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワークセンター(復職支援施設)です
アイトライリワーク大宮の通所サポート制度

※詳細はお問い合わせください
うつ病や適応障害、持続性抑うつ障害(気分変調症)、双極症(双極性障害)、統合失調症の方。また、うつ状態を併発しやすい不安症(不安障害)の方や強迫性障害の方、二次障害としてうつや適応障害を発症した発達障害の方々にも多くご利用いただいています。ご利用者様の復職・再就職に向け、認知行動療法(CBT)や対人関係療法(IPT)、音楽療法、アサーション等の再発予防プログラムを提供する他、復職後を見据えたビジネススキル向上のためのプログラムを提供します。また、復職後や再就職後もご利用者様の希望に応じて最大3年半の定着支援によるサポートが受けられます。お気軽にお問合せください。

〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目11 プロスパーワンビル 4階
TEL:048-778-8561 (9:00~17:30) 日曜定休






