リワークへ通う日々
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こんにちは。サービス管理責任者の田中です。今週は、メンバーの皆さんが「文章力UP講座」で作成して下さったブログ記事をお届けしています。
本日は「リワークへ通う日々」という記事をご紹介させて頂きます。
リワークへ通う日々
毎日、自宅から最寄り駅まで片道20分くらいの距離を歩いている。
歩き慣れた道だけど樹々の緑や道端に咲く花々はゆっくりと移り変わり、自分の心を楽しませてくれる。何も考えず周りの景色を眺めながら、ただぼーっと歩くのは楽しい。
自分はカウンセリングを受けるため、土曜日も月1回アイトライに通所している。カウンセリングの順番を待つ間、日経新聞に目を通して時間をつぶすことにした。
日経新聞はアイトライに通所するようになってから昼食後、紙面にざっと目を通すようになった。目を通すだけなので、実はほとんど頭に入っていない。日経新聞は、株価や経済情報が中心なので他の一般誌より内容が堅そうなイメージがあるが、自分としてはそうでもない気がしている。
こじんまりした記事も沢山あって面白い内容が結構あったりする。
土曜日の紙面に若松英輔さんのコラムがあることに気付いた。若松さんはNHKのこころの時代で拝見してから、語る言葉の重みに感銘をうけて著書を何冊か読んだ。
その若松さんのコラムは、「肚(はら)に響く言葉のことわり」という題だった。若松さんの声に変換しながら読んでいたら今の自分に通じるものあり、途中で泣けてしまった。こんなに自分は涙もろかっただろうかと自分でも意外だった。周りに悟られないように鼻をかんだティッシュをポケットにしまい、今日は土曜で通所する人が少なくて良かったと思った。
コラムの中で、神谷美恵子さんの本(生きがいについて)が紹介されていた。早速、さいたま市の図書館のホームページで検索して予約した。肚から出した言葉と頭で考えて出した言葉の違い、自分に置き換えて考えてみた。自分は頭ばかりで考えている。涙が出たのは紙面に書かれた言葉に自分の心を打たれたからだろう。
アイトライに通い始めてもうすぐ2か月が経つ。
当初はいろいろと思うところも多く、しんどいと感じることもあったが、今はだいぶ慣れてきて居心地がよいと感じるようになった。
アイトライに通う今の状況を例えるなら、子どもの頃、夏休みに田舎のおばあちゃんの家に遊びに来ている感じがする。
田舎の親戚の人たちはみんな優しい。でも楽しい夏休みはそのうち終わり、また復職という名の2学期が始まるけど、ここでの思い出と学びを大切にまた元の場所へ戻ろうと思う。
アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワーク事業所です
うつ病や適応障害をお持ちの方。また、不安障害、双極性障害など抑うつ状態が引き起こされる疾患の方や、二次障害としてうつや適応障害を発症した発達障害の方々にも多くご利用いただいています。ご利用者様の復職・再就職に向け、再発予防プログラムを提供する他、復職後を見据えたビジネススキル向上のためのプログラムを提供します。また、復職後や再就職後もご利用者様の希望に応じて最大3年半の定着支援によるサポートが受けられます。お気軽にお問合せください。
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