トピックス

きっかけ

・リワーク施設見学・体験の時に、施設に３Ｄウッドパズルが飾られていて興味をもち、誰が作ったかを聞くとメンバーさんが作ったものだと知った。
・入所して施設にもプログラムにも慣れたころ、個別訓練の時間に読書やＰＣ、自己分析等以外に何かできないかと思いスタッフさんに「何か作らせてください」と頼んだ。難易度を聞かれ、復職まで時間もあるので「一番難しいものでお願いします」と頼んだ。
・頼んだ次の日にはスタッフさんがミニチュアハウスを準備してくれて、製作が始まった。

作っている最中、完成してみて

・ミニチュアハウスは組み立てるのみではなく、測って切ったり接着したり色付けしたりと予想以上に難しいものだった。（調べると完成目安時間２４時間だった。）
しかし、今思えばこの難しさが、色々考え、そして休まず通所し続けるきっかけになったと思う。
・無心でできる時と、周りが気になる時、完全に集中している時と、集中できない時があった。心の安定や乱れを感じながら製作できた。（作りはじめの頃は他のメンバーさんは何をしているのかな？毎日毎日私が作っているのを不思議に思っていないのかな？など気になったが、製作することにも意味があると思えてから周りが気にならなくなった。）
・作りながら復職や転職のこと、これからのことなど色々考えた。家でＴＶをみながら考えている時より、作りながら考える方がじっくり考えられた気がする。
・説明書が自分で考えなければならないところがあり、先を考えるなど頭の体操になった。
・退所時間に合わせて片付けの時間を考えながらできた。復職したとき、仕事の終わりの見通しをつける練習になったと思う。
・早く完成させたいという思いから、今までならやらなければいけないこと（プログラム）より先に製作に時間を使っていたと思う。しかし、優先順位をしっかり考えて、製作は余った時間で取組むことができた。
⇒人に頼まれた仕事を優先していた私だが、今後、仕事の優先順位を考えて取り組める気がする。
・完成まで思っていた以上に大変で時間がかかってしまったが、無駄な時間ではなかったと思う。

見てほしいところ

完成してみて、雑になってしまった所が多いのですが・・・
・糊付けがうまくいかず蜘蛛の巣がはっているようなところがあるが、カップや紙袋など小さい物まで切って糊付けして色付けしている。
・入口に「I try」と記入した。
・スイッチをいれると電気がつく。

DIY！つくろう！ミニチュアハウス（DG１０９）
製作期間
１０月６日～１１月７日（個別時間２３コマ分と昼休憩６回分）

色々考える時間をあたえてくださったスタッフさんと、製作中に優しく声がけして応援してくださったメンバーさん、スタッフさんに感謝します。