「自己分析:想定書簡法」プログラムのご紹介
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こんにちは。生活支援員の金光です。
先日、自己理解の講座で、想定書簡法を通して自分と向き合う体験をしていただきました。
想定書簡法とは、受取人を想定して、その人に宛てて自分の気持ちを表現する手紙を書き、次にその受け手からの返書を想定して自分で書く一連の手法で、自己カウンセリングの一つです。自己カウンセリングでは、自己内対話を深め、自分の言動を見つめ直し、ありのままの自分を認め、自己調整できるようにしていくものです。自己カウンセリングの、自分の気持ちに自分で問いかけ、それに答えるという構造が、まさに自己理解の基本となります。
仕事では、自分から発信したものに対して評価を受けることが多く、気づけば判断基準が周囲にどう思われるかになっている場合もあります。そのため、今回の想定書簡法では、人に見せることはせず、自分だけのものにすると設定し、素直な気持ちを書けるようにしました。
手紙を書いた感想として、「優しい気持ちになれた」「申し訳ないと思っていたが、相手からしたらどうってことないことかもしれないと気づいた」「すっきりした」などがありました。また、何を書いたらいいか悩んだ末、「人に見せられるようなものではない」手紙となり、素直な自分を表現できたという方もいました。手書きで整理することが自分には合っているので取り入れたいという声もあり、新しい気づきも得られていました。
最初からすらすらと筆が進む方もいれば、便箋を見つめ続ける方もいて、進め方はそれぞれでしたが、手紙に書き出すことで自分の考えを整理し、文字として見ることで客観的な視点を自分で見つけ出す機会にしていただけたと思います。
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