「概日リズムと私たちの健康」体内時計を整えて、うつ状態の再発を予防しよう
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こんにちは。サービス管理責任者の田中です。もうすぐ2022年が終わり、新しい年が始まりますね。
本日は、12月22日にアイトライリワーク大宮で開催した「概日リズムと私たちの健康」というプログラムを紹介させて頂きます。
このプログラムでは、体内時計の乱れとメンタルヘルスの関係について学習し、自身の生活習慣について考えていきます。
2017年に概日リズムを制御する分子機構の発見に貢献した 3 名の科学者にノーベル生理学・医学賞が授与されました。
概日リズム(circadian rhythm サーカディアン・リズム)とは、地球上の生物が生まれながらにして持っているおよそ24時間周期のリズムのことです。人間の概日リズムは約25時間(※)の周期と言われており、この概日リズムを形成するための(生物の体内にある)時計機構は体内時計と呼ばれています。
(※)24時間数分~数十分であり、個人差がある。
このように、私たちの体内時計は約25時間周期となっているのに、地球の1日は24時間で動いています。結果、体内時計と地球の周期には約1時間のズレが生じてしまいます。
もし、このずれを修正しないまま生活していると、地球は24時間で動いているのに、自分たちは25時間で動く事になり、地球と自分たちの生活サイクルが、どんどんずれていってしまいます。
そこで、地球と自分たちの体内時計のズレを毎日リセットする必要がでてきます。もし、このリセットがうまくできずに体内時計が乱れてしまうと、睡眠障害、高血圧、糖尿病、うつ病等、様々な病気の原因になることが指摘されています。
プログラムでは、私たちの健康と体内時計の関係や、体内時計を整える(リセットする)方法について学び、日々の生活の中で実際に自分たちが実践できる活動はどのようなものか検討していきます。
日常生活の振り返りを皆と一緒に行うことで、自分ひとりでは気が付けなかった生活改善の方法に気付きくきっかけとなっていきます。また、このプログラムで得た知識を実践することで、うつ状態の再発予防につながっていきます。
参考資料:
e-ヘルスネット
「2つの体内時計」の秘密 八木田和弘著
体内時計を意識して健康に!埼玉県国民健康保険団体連合会
アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワーク事業所です
アイトライリワーク大宮では、このように、再発を予防するための様々なプログラム(講座)を毎月開催しています。アイトライリワーク大宮の再発予防プログラムに関心を持たれたら、いつでもお気軽にお問合せください。