アイトライのリワーク体験談(卒業生Kさん)
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こんにちは。サービス管理責任者の田中です。私は、アイトライリワーク大宮へ異動する前は、アイトライさいたまセンターで勤務しておりました。
本日は、私がアイトライさいたまセンターで担当をさせて頂いたKさんのリワーク(復職)体験談をご紹介させて頂きます。
自身の症状
2019年7月、忙しかった仕事に区切りがつた直後から、めまい・耳鳴り・頭痛などの症状がでて会社を休みがちになりました。しばらくして症状は落ち着いたのですが、夜眠れない日が続き、突発で会社を休む日が多くなりました。
アイトライ通所まで
内科の主治医に相談し診断書を書いていただき、2020年2月から1ヶ月間、病気休職を取得しました。病名が「うつ病」だったので会社から心療内科に行くことを求められ通院を始めました。当初は1ヶ月の休職予定でしたが体調が改善せず1年近くが経過しました。この頃に主治医から自宅近くの復職支援を行っている施設に通うことを勧められました。
アイトライを選んだ理由
自宅から近かったこと、「私たちにできることは何でもします」と優しくおっしゃっていただいたことから、ここなら間違いないと考え躊躇なくお世話になることにしました。
アイトライ通所の振返り
アイトライ通所での一番の目的は「生活リズムを整える」ことでした。最初の1ヶ月は午前中のみの利用で、2ヶ月目以降は在宅訓練日を除いて通所をしました(※)。通所に対して不安感はなく、逆にスタッフの方々や同様にトレーニングを受けているメンバーの皆さんと会話できることが楽しかったです。通所前は一人で過ごしていたので、日々会話がなく気持ちが落ちこんでいく原因となっていたと思われます。通所して良かった事はたくさんありますが、困ったことはありませんでした。
(※)アイトライさいたまセンターでは、コロナ対策のため火曜と木曜の午後を在宅訓練日としていました。Kさんはこの時間帯を除いて毎日通所されました。
良かった事
●講座内でのグループワークを通して、これまでと違う新しい発見などがあった。
●スタッフの皆さんの情報共有がすごく、皆さんが私の状態を理解し、どなたと話しても的確な指導をしていただけた。
●担当の田中さんがいろんな提案をしてくださりそれを実践することで自分の状態の見える化ができた。
・日々の状態を記録するセルフケアシートの記入
・日々の活動内容を記録する睡眠・服薬管理シート
これらを記入し記録に残すことで自分の状態の波が見え、悪化や注意サインが出始めると早めに対処を相談することができた。
●訪問看護の先生から単なる不眠症ではなく病気であることを教えていただいた。その後服薬や様々な相談にも乗っていただいた。
●カウンセリングを受けて、些細なことでも一日に起きた事柄について感謝することの必要性をお話いただき気持ちが前向きに進むようになった。
●様々な講座を受けることにより、今までより視野が広がった。
●自己理解講座などを通して、過去の自分について分析ができた。
アイトライ通所の成果
2021年3月より通所をはじめ、波はありましたが状態は右肩上がりに良くなり2022年3月1日の復職が決定しました。この結果はアイトライで私に関わってくださったスタッフの方々、看護師の先生、カウンセリングの先生、そして一緒にトレーニングをしたメンバーの皆さんのおかげと感謝しています。こうして1年かかりましたが、たくさんの人々に助けられ当初目標の復職を果たすことができました。アイトライでの経験により、当初は復職が目標でありましたが、過去の自分をリセットするために、新たな挑戦を行いたいと思うようになりました。それだけアイトライの環境は私にとってはとても素晴らしいものでした。
Kさん、お忙しい中貴重なお話をご紹介頂きありがとうございました。
アイトライリワーク大宮はうつや適応障害の方に特化したリワーク事業所です
ご利用者様の社会復帰・職場復帰に向け、精神及び社会生活に対する訓練を行う他、体調不良を繰り返さないための支援を提供します。見学・体験、お気軽にお問合せ下さい 。
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